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3度のワールドチャンピオンに輝いたセナの最大のライバルである3度のチャンピオンの記録を持つプロストは1年間の休養を宣言しておりサーキットにはいない。セナにとって楽に勝てる1年だったはずだが、新たなライバル、ウィリアムズ・ルノーが出現したのだ。ウィリアムズは回転と耐久性のいいルノーV10をスムーズに駆使するすばらしいマシンFW14を熟成させ、そのアクティブ・サスペンションは信じられない威力を見せつけていた。逆にこれまで絶対のポテンシャルを誇っていたマクラーレンはシャシーの熟成に苦しんだ。
結果、ウィリアムズ・ルノーのナイジェル・マンセルが圧倒的な強さを見せ、セナは総合4位という屈辱を甘受することになってしまった。しかし、マンセルの6連勝を阻止したモナコGPの優勝は高く評価されるし、3勝を挙げ、F1グランプリを盛り上げた。この年、セナと6年間コンビを組んできたホンダがF1撤退を表明、セナは深い落胆に包まれた。そしてホンダをあっさりとあきらめたロン・デニスに対する不信感も募らせており、翌年の契約をマクラーレンと結ぶのかどうかもわからない状態であった。
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